SNSの月次レポートの見方|数字が少ない月に、判断を急がないための5つの確認

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月次レポートの数字が、先月より下がっていた。施策を変えるべきでしょうか。

数字の母数が小さいうちは、この問いに「はい」か「いいえ」かで答えないほうがよいことがあります。この記事では、少ない数字を前にしたとき、レポートを読む順番と、判断を保留するための確認項目をまとめます。

月次レポートを前に、黄色いサルが「保留」の札を持ち、もう一匹が「次の確認日」のカレンダーに丸を付けている説明イラスト

数字を見て慌てて動くより、「いまは保留にして、次に見る日を決める」場面のイメージです。実測のグラフではありません。

1. 率は、分母とセットで読む

クリック率やエンゲージメント率のような「率」は、少ない母数だと1回の違いで大きく動きます。次の表は、仮の数字による計算例です(実際の計測値ではありません)。

分母(表示や閲覧の回数)反応が1回のとき反応が2回のとき
10回10%20%
1,000回0.1%0.2%

どちらも反応が1回増え、率は2倍になっています。ただ、増加幅は10ポイントと0.1ポイントで違います。「2倍になった」という見出しだけでなく、実際には何回から何回へ変わったのかも一緒に読みます。

少ないか迷ったら、反応を1回増減させると率がどれくらい動くか、試しに計算してみます。1回の違いで評価が入れ替わるようなら、その率だけで良し悪しを決めず、ほかの材料も確かめます。これは統計的に十分な数かを判定する基準ではありません。

たとえばGoogle検索では、クリック率は「クリック数を表示回数で割った値」と説明されています(Search Consoleヘルプ)。各SNSの率の指標についても、レポートの注記か公式ヘルプで、何を分母にしているかを確認します。

2. 比べる期間と条件は、そろっているか

月ごとの日数、投稿の本数、キャンペーンの有無、休日の並びが違えば、同じ数字でも意味が変わります。先月との差を見る前に、「条件が違った点」を一つ書き出します。

3. 数字の定義や計測は、変わっていないか

指標の定義、計測の設定、レポートの集計元が途中で変わると、増減の原因が施策なのか計測なのか分かりません。

0件の月も同じです。起きていないのか、計測できていないのかを分けて確認します。

4. 反応の種類を分けて、成果と混ぜない

再生数、いいね、保存、プロフィールの閲覧、サイトへの訪問、問い合わせは、それぞれ別の反応です。再生数やフォロワー数が動いたことを、そのまま問い合わせや売上の成果とは扱いません。

フォーム完了の数も、営業連絡やスパムを含むことがあります。有効な問い合わせや商談とは、分けて数えます。

5. 判断を保留して、次に見る日を決める

母数が小さいときは、判断を保留するのも一つの判断です。ただし、放置にしないために、保留と一緒に次の三つを決めます。

  • 次に見る日(例:次の月次レポートを確認する日)
  • それまでに集めるもの(例:投稿のテーマや形式、届いた質問など、反応の違いを考える材料のメモ)
  • 何が分かれば施策を見直すか(例:条件や計測の違いでは説明できない差が残るかを確かめる)

次に見る日は、自社の投稿頻度や、数字が集まる速さに合わせて決めてください。

誤投稿やリンク切れなど、原因が分かっている不具合は先に直します。数字の少なさだけを理由に、その対応まで保留にはしません。

レポートを受け取った時に聞くこと

担当者や支援会社からレポートを受け取ったら、次の3つを聞いてみてください。

  1. この率の分母は何か
  2. 先月と条件や計測が変わった点は何か
  3. 数字の外で何を観察し、増減の理由としてどんな仮説を持っているか

答えを一緒に確認すると、数字そのものより、次に何を確かめるかを話せます。

私たちがお手伝いできること

私たちは、レポートの項目や見る順番、判断を保留する基準の整理をお手伝いできます。何から始めればよいか分からない段階でも大丈夫です。今困っていることから、お気軽にご相談ください。

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