投稿への反応はある。 でも、問い合わせは増えない。
そんな時、投稿をもっと増やす前に、いちど確かめたいことがあります。
見た人は、次にどこへ進めばよいのでしょうか。
確認するのは、投稿、プロフィール、リンク先、サービス説明、フォームの5か所です。サイトへの問い合わせを目指す経路の一例として、迷う場所を点検する表と、数字を見る時の注意点をまとめます。
反応している人が相談する立場の人なのかも、あわせて確認します。対象が違う場合は、投稿を誰に届けるかの見直しも必要です。

左から①投稿、②プロフィール、③リンク先、④サービス説明、⑤フォームの点検箇所のイメージです。実際に通らない箇所は対象外にします。
点検は「投稿を見た人の動き」を5か所に分ける
次の表は、この記事で使う点検の一例です。実際に辿る場所で「はい」「いいえ」を確認し、通らない場所は対象外にします。
| 場所 | 確認する質問 | 「いいえ」の場合に起きやすいこと |
|---|---|---|
| ① 投稿 | 何について相談できる会社か、投稿を見て分かるか | 反応はあっても、相談先として認識されない |
| ② プロフィール | 会社名、扱う内容、次に開くリンクが書かれているか | 投稿は読まれても、サイトへ進まない |
| ③ リンク先 | 投稿の話題と、リンク先ページの話題が合っているか | 開いた直後に「探していた内容と違う」と戻る |
| ④ サービス説明 | 誰向けか、何を任せられるか、費用の考え方が分かるか | 読み終えても、相談してよいか判断できない |
| ⑤ フォーム | 入力項目と送信後の流れが分かり、スマートフォンでも入力できるか | 入力の途中で止まる |
迷った番号と、その時の画面や内容を書き留めます。「いいえ」だけで原因と決めず、直す候補として扱ってください。
自分で確かめる方法:SNSを見ない人に辿ってもらう
自分たちは、自社のSNSもサイトもよく知っています。だからこそ、初めて見る人がどこで迷うかは気づきにくいものです。
社内でそのSNSを普段見ない人に、スマートフォンで投稿からフォームの手前まで辿ってもらってください。
聞くのは次の2つだけです。
- どこで「次にどこを押せばよいか」迷ったか
- フォームを前にして、何を書けばよいか分かったか
迷った場所を、直す候補にします。1人の感想だけで全体を決めず、候補を見つけるために使います。
SNSからの訪問を計測する:リンクにUTMを付ける
SNSからの流れを分析ツールで見るなら、キャンペーンや掲載場所を区別したいリンクに、計測用の印(UTMパラメータ)を付けます。Googleの公式ヘルプでは、UTMを付けるときはutm_source、utm_medium、utm_campaignを揃えるよう案内されています。設定していない項目は、対応するレポートで「(not set)」になることがあります。
UTMで区別するのは、そのリンクから来た訪問です。投稿からフォームまでの全区間を自動で追えるわけではありません。フォーム送信を見るには、送信完了が計測されているかを別に確認します。
同じヘルプでは、値の大文字と小文字が区別されると説明されています。Metaとmetaは別の値として集計されるため、小文字で統一する、表記を社内で決めておくなどの管理が必要です。
数字を読むときは、次の点に注意してください。
- 閲覧数が少ない期間の増減だけで、原因や成果を決めない
- フォーム完了数は、営業連絡やスパムを含むことがある。有効な問い合わせや商談とは分けて数える
- 数字が0件の時は、実際に起きていないのか、計測できていないのかを分けて確認する
直した後は、同じ表でもう一度確かめる
直すのは、まず1か所です。たとえば③の話題を合わせたなら、次の確認ではまだ辿っていない別の人にも辿ってもらい、同じ場所で迷うかを見ます。その後で、リンクごとの数字を一定期間見ます。
社内だけで直しにくい時
導線の点検は、SNS担当者だけで完結しない場合があります。リンク先のサイトは別部署が持ち、サービス説明は営業部門が管理し、フォームは情報システム部門が触る、といった分担になっていることがあるためです。
私たちは、複数部署や複数アカウントの承認の整理など、社内だけでは直しにくい運用の見直しをお手伝いできます。サイトやフォームの修正を含むかどうかなど対象範囲は、状況をお聞きしながら一緒に確認します。何から始めればよいか分からない段階でも、今困っていることからご相談ください。
支援範囲の違いは、SNS運用支援の費用は何で決まる?でも整理しています。
複数事業のSNSをまとめて見直す場合は、複数事業・全国展開企業のSNS統括設計も参考になります。
まず今日できること
- 最近の投稿を1つ選び、スマートフォンで実際のリンクを辿り、フォームの手前まで自分で進む
- 迷った場所を、上の表の番号で書き留める
- 社内のSNSを普段見ない人に、同じ順で辿ってもらう
- 記録を関係部署に見せ、誰がどこを直すか決める
この記録があれば、「どこで迷ったか、誰と確認するか」から話を始められます。

